ランナーコーチの必要な役割は?一塁と三塁での声かけ方法や立ち位置を紹介!

野球

・ランナーコーチの役割がわからない

・一塁コーチ、三塁コーチによって指示の方法が分からない

・どこを見ていけばいいのか分からない

と困っている方に必見です!

 

ランナーコーチは、試合を左右する重要な役目です。ただのお飾りではありません。何も考えずバッターやランナーに声を掛けるだけじゃ意味がないです。ランナーコーチの指示次第で試合が左右するケースだってあります。実際私が高校生の時に、ランナーコーチの的確な指示のおかげで大事な試合に勝つことが出来ました!

アマチュア野球に限らず、プロ野球でもランナーコーチは大事な役割です。NHKのBS1で放送されている「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」でもランナーコーチの特集をされました。それだけ重要な役割なんです。

監督やコーチに信頼されている選手ほど、ランナーコーチに任命されやすいです。私も高校時代に一時期サードランナーコーチを務めさせてもらいました。始めたころは、小学・中学でランナーコーチをあまりやってこなかったので、どんな事をすれば良いのか分かりませんでした。指導者の方や先輩方から教わり少しは出来るようになっていきました。

では今から役割や支持の方法を説明させてもらいます。

ランナーコーチとは?

必要な役割はなに?

簡単に説明させてもらいます。

文字通りランナーコーチは、ランナーに対して状況に応じて指示を出す役割です。ランナーだけではなく時にはバッターにも声掛けをする場合があります。

 野球のルールを覚える

「ルールはちゃんと把握してるわ!」と思っている人ほど把握をしていません。野球のルールは、一見単純そうに思われがちですが、結構内容は複雑です。観戦側ならあまり覚えなくてもいいですが、野球をする側は、ある程度は知っておいた方が良いと思います。私も野球を20年以上経験していますが、すべて理解したわけではありません。野球の細かなルールを把握しておくことで、的確にランナーに指示が出来るのではないかと思います。

 監督の指示やサインの確認

ベンチから監督、コーチが「ライナーバック」「ゴロゴー」などの他にもたくさんありますが、その指示をランナーに出す場合があり、ランナーと確認をする必要があります。また、試合中にランナーが監督のサインを見落としてしまう事があります。その際に、ランナーに気づいてもらうために声を掛けたり、ジェスチャーで指示をする出す必要です。

 BSOの確認

BSOとは、B(ボール)S(ストライク)O(アウト)の略です。カウントによってランナーの動きも変わってきます。例えば、2アウトフルカウントの場合ランナーは投手がバッターに投げたら自動的に走ることが出来ます。この様に、カウントによって動きが全然違うので、ランナーとの確認が重要になってきます。

 球場の状態を確認

天候によってもランナーの動きは変わってきます。翌日に雨が降ってグラウンドの状況が悪いとランナーも走りにくい場合があり、無理に次の塁に進めようとするとアウトにある可能性があるので止めなくてはいけません。他にも芝生が濡れていてボールがあまり跳ねない場合、外野に打球が飛んでも捕球に時間が掛かるかもしれないのでランナーを次の塁に進める指示が必要です。雨ではなくても、球場によって土や芝生は違ってくるのでボールがどのように跳ねるのか把握が重要です。他には、外野のクッションボールがどのくらい跳ねやすいかの把握も必要です。

 相手の守備力を知る

各ポジションによって見てく視点が違ってきます。それぞれ紹介していきます。

投手

投手は、フィールディングの上手さ、牽制の上手さ、クイックがどのくらい早いのかを把握しておくことが必要です。試合中にすべてを把握することは難しいので、他の試合で投げている様子をビデオや球場で見ておくのもいいでしょうね!

捕手

捕手は、肩の強さ、制球力などを注目してみてください。それに伴って、リードの大きさや盗塁を狙える確率が変わってきます。もちろん、ランナーコーチ以外の人も見ますが、監督やレギュラー陣に自分の考えを伝達する必要があります。

内野手

内野手は、肩の強さ、カットプレーの上手さ、守備範囲の広さの把握が必要です。この動きを把握しておくためには、試合前のノックなので内野手の守備力を見ておきましょう!試合前ノックをあまり見ていない人は、今後はしっかり見るようにしてください!

外野手

外野手は、守備範囲の広さや肩の強さ、足の速さの把握が大事になってきます。外野の選手がどの位置に守っていたら、ランナーを次の塁に回して良いのかの指標になってきます。これも試合前ノック時にしっかり見ておきましょう!

相手チームの守備位置の確認

ランナーの状況、アウトカウント、バッターなどによって外野手のポジションは変わってきます。それに伴い、ランナーへの指示も変わってくるので把握をしておきましょう!

各ランナーコーチの役割

一塁コーチ

1塁ランナーへの指示

1.アウトカウントの確認

2.牽制をされて後にファーストがボールを投手に返したのかを把握

3.リードの大きさの指示

4.ヒットを打ったランナーが2塁まで行けるかどうかの指示

2塁ランナーへの指示

1.アウトカウントの確認

2.ショート・セカンドの守備位置を伝える(3コーチも言う場合があり声が重なる場合があるので事前にどっちが声掛けをするのかを話しておく)

3.リードの大きさを指示

立ち位置

ランナーなしの場合

ランナーがいない時は、外野側の位置に立ちましょう。理由としては、バッターランナーを視界から外さないためです。また、際どい内野ゴロを出来るだけ近くで見ておくことも重要です。

ランナー1塁の場合

ファーストがベースへ付いている時は、牽制を出来るだけ早く言うためにランナーと同じ視線に立つことが重要なので外野寄りの位置に立っておきましょう。

ファーストがベースにいない時は、ファーストの位置を把握するためにホーム側に立っていましょう。

ランナー2塁の場合

2塁にランナーがいる際は、セカンドとショートの守備位置が把握できるように、真ん中のホーム寄りに立っていましょう。

三塁コーチ

2塁ランナーへの指示

・アウトカウントの確認

・タッチアップの際にGOを出すのか、STOPをだすのか。(1塁コーチも伝えるかもしれないので、事前にそちらが言うのか話し合っておく)

・外野手に守備位置を確認させる

3塁へ向かってくるランナーへの指示

・スライディングをした方が良いのか、せずにホームへ走らせたり、オーバーランをさせるか。

・指でボールの位置を指してあげて、声でもボールの所在をしっかり伝えてあげる。

3塁ランナーへの指示

・アウトカウントの確認

・牽制した際の声掛け

・タッチアップでGOかSTOPかを指示を出す。GOを出すタイミングも重要です。

立ち位置

ランナーがいるいないにしても私は、ホーム側に立っていました。ずっと立ってるのではなく状況によって動いていました。3塁へランナーが向かってくる際は、ランナーが3塁コーチを見えやすいように外野寄りに移動をしていました。

おわりに

ランナーコーチは、とても重要な役目です。選ばれた人は自身を持っていいと思います!!

試合に出ているといっても過言ではないです。もはや中心選手ではないか?と思うくらい大事な存在です。磨いていく事によってチームからの信頼度も高くなってきます。

球場状態や選手の状態を把握しなくてはいけないので視野の広さが大事ですよね!視野の広さを身に着けることによって、学校生活やプライベート・練習中など今まで気づけなかったことにも気づけるようになると思います!

チームを勝利に導けるようなランナーコーチになれるように頑張ってください!!

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