2020年のプロ野球は新型コロナウイルスの影響で開幕が3ヶ月近く伸びて6月19日の開幕となりました。
試合数も例年では143試合でしたが120試合となり23試合も削減されました。また、交流戦やオールスターゲームなどのイベントも中止。試合の日程も主に月曜日の移動日以外は試合という詰め詰めの日程で選手達にとても負担となる大変なシーズンとなりました。
そんなシーズンの中、日本一を制したのは
¨福岡ソフトバンクホークス¨でした!!
引用:https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/00003881.html
10月初旬までは2位のロッテとのゲーム差も僅差でしたが、12連勝という驚異の強さを見せましたね!そこからゲーム差も大差となりぶっちぎりでリーグ優勝!
クライマックスシリーズも2戦連続逆転勝利でパリーグ王者といなり、日本シリーズでも巨人相手に4連勝して日本一に輝きました!
日本シリーズは3年またいで12連勝という記録も成し遂げました!
改めて振り返ればさすがホークスでしたね。
柳田選手や千賀選手、森選手、中村選手、甲斐選手、グラシアル選手など例年活躍をしている選手も日本一に貢献しましたが、今年は若手の選手も大活躍しました!
まずは、2020年にブレイクをした選手を紹介します!
2020年ブレイク選手
栗原陵矢
(2020年成績:打率.243、本塁打17、打点73、盗塁5)
2014年ドラフト2位で高卒入団。2017年に1軍初出場を決めましたが、昨シーズンまで通算安打数10、本塁打1本と成績も伸び悩んでいました。今シーズンは開幕スタメンに選ばれ、出場試合数も118で上記の成績を残し大きく飛躍を成し遂げました。日本シリーズも打率5割を記録しMVPに輝きました。
周東右京
(2020年成績:打率.270、本塁打1、打点27、盗塁50)
昨シーズンから支配下登録されました。去年は代走など試合の中盤から出場していましたが、チームトップの25盗塁をマーク。プレミア12にも選出され、代表戦では主に代走の切り札として出場。チームの世界一に大きく貢献しました。今季は8月辺りまで不調が続き、盗塁数も12と伸び悩んでいました。9月に入ると出塁率、打率、盗塁も数を伸ばしていき、シーズン中には13試合連続盗塁数を記録し日本記録どころか世界記録を樹立しました!盗塁王にも輝き昨シーズンよりも注目されたシーズンとなりました。
2人の選手を紹介させてもらいましたが、他に泉選手、笠谷選手、川瀬選手も長く1軍に在籍し、日本一に大きく貢献したと思います!
2021年の注目選手・ブレイク候補選手を考えたので紹介したいと思います。投手・野手で分けました!
2021年注目選手・ブレイク選手
投手
①杉山一樹
(2020年成績:防御率2.16、登板数11、勝利0、敗戦0、奪三振22)
2018年にドラフト2位で指名され、翌年の春季キャンプではA組に選ばれ紅白戦初登板でも無失点と幸先の良いスタートでしたが、ケースバッティング中に右足首を故障。開幕1軍とはならず、初登板も9月7日と同期のドラフト1位甲斐野に出遅れてしまった。今シーズンも開幕1軍とはならなかったが、11試合に登板し、第2戦の日本シリーズのマウンドにも出場しました。最大の持ち味は、最速157キロのストレート。SNSでも「がちでやばい」「ダルビッシュみたい」と騒がれました。
②田中正義
(2020年成績:一軍出場なし)
2016年にドラフト1位で入団。当時は注目の的の選手でアマチュアナンバーワン投手とも言われていました。一時期はメジャーリーグを視野に入れていましたが、NPBを選びドラフト会議では5球団が指名し、くじの結果ホークスとなりました。初の春季キャンプ中に肩の違和感を訴えリハビリ組で調整となりました。その後2018年に開幕1軍となり4月には初登板を果たしますが、体調不良やケガなど中々結果が出ず2019年は登板なし。期待されていた選手なので2021年のシーズンは1軍定着を目指して頑張ってほしいです。
③古谷優人
(2020年成績:防御率3.18、登板数4、勝利0、敗戦0、奪三振9)
この選手も2016年にドラフト2位で入団。高卒で入団したため、始めは2軍3軍で経験を積んでいきました。2017年に胸郭出口症候群という病気を発症しますが、翌シーズンには2軍戦でも結果を残しました。2019年には160キロを計測し左の最速記録に並びました。2020年の7月地元の北海道でプロ初登板を果たします。今シーズン1軍では4試合の登板のみとなりましたが、爪痕は残したのではないかと思います。
④板東 湧梧
(2020年成績:防御率2.56、登板数15、勝利2、敗戦2、奪三振29)
2018年にJR東日本からドラフト4位で入団。実力でも注目を浴びましたが、甘いマスクで女性ファンから大注目の選手でした。春季キャンプ中にインフルエンザA型にかかってしまい開幕1軍を掴めず、4月にはインフルエンザB型に羅漢したと発表されました。このシーズンは2軍のみの先発でした。2020年の開幕1軍とはなりませんでしたが、7月10日オリックス戦でプロ初登板を果たしました。8月6日には初勝利を経験しました。その後シーズンが終わるまでは1軍に定着できませんでしたが、15試合に登板し存在感を見せたと思います。
⑤尾形崇斗
(2020年成績:防御率27.00、登板数1、勝利0、敗戦0、奪三振2)
2017年に育成ドラフト1位で入団。2018年の4月には2軍初登板を果たしますが、その月に疲労骨折を発症。2019年は主に3軍で経験を積んで、2019年アジアウインターベースボールに参加しました。三振を多く取り存在感を見せました。2020年には1軍のオープン戦に5試合登板し11イニング無失点を果たし支配下登録を勝ち取りました。6月23日に1軍初登板を果たしますが、結果は出せず1軍登板のその試合のみとなりました。層の厚いホークス投手陣ですが負けずに頑張ってほしいです。
野手
①真砂勇介
(2020年成績:打率.314、本塁打1、打点6、盗塁2)
2012年ドラフト4位で高卒入団。2軍、3軍では結果を残しで右のギータ略して「ミギータ」とも呼ばれていました。2016年にはU23日本代表にも選出され、大会のMVP・ベストナインに輝き日本を優勝に導きました。ホークス野手陣の層が凄いので1軍に呼ばれても中々試合に出れず、少ない期間で結果を残さないといけないのでとても大変だったと思います。2020年のシーズンは41打席、1軍の打席に立ち打率も3割を残しました。2021年のシーズンは厳しい外野手争いを勝ち取ってほしいです。
②佐藤直樹
(2020年成績:一軍出場なし)
2019年のドラフト1位。強肩と俊足が持ち味で2020年のオープン戦は1軍に登録されていましたが、開幕1軍とはならず、今シーズンは出場なし。しかしウエスタンリーグでは盗塁王を記録し来シーズンへの期待は大きいのではないかと思います。この選手も外野手なので、熾烈な争いになりそうですね。
③砂川リチャード
(2020年成績:一軍出場なし)
2017年に育成ドラフト3位で高卒入団。2019年までには主に3軍の試合で経験を積んでいました。尾形選手と同様に2019年アジアウインターベースボールに参加し打率.299、本塁打3、打点17という記録を残しアピールに成功。2019年から同じ故郷(沖縄)が一緒で西武の山川穂高選手の自主トレに参加。そこで打撃を開花し、2020年のオープン戦で結果を残し、尾形選手と共に支配下登録を獲得。1軍出場とはなりませんでしたが、ウエスタンリーグでは本塁打、打点王に輝き、今後の活躍が楽しみな選手ですね。
おわりに
ホークスは、選手層が厚く中々若手が試合に出ることは簡単にはいかないと思いますが、千賀選手、甲斐選手、石川選手、周東選手みたいに日本を代表する選手になれるチャンスはあるので頑張ってほしいです。
コメント